心房期外収縮の疾患知識やリハビリについて解説

心房期外収縮

心房期外収縮(APCもしくはPAC)の概要

ヒトの心臓は正常ではペースメーカーである洞結節から興奮が始まって、右心房、左心房へと興奮が伝わっていきます。

しかし、心房期外収縮とは、洞結節の興奮よりも先に心房の興奮が生じてしまう不整脈のことをいいます。

心房期外収縮の症状

基本的には無症状であり、良性です。ただ、稀に動悸などの自覚症状が強い場合があります。

心房期外収縮の治療

基本的には無症状なので治療はしないことがほとんどですが、自覚症状が強い場合にはβ遮断薬やNaチャネル遮断薬を使用することがあります。

心房期外収縮の心電図所見

特徴的なのは、洞調律よりも早くP波が現れ、そして二峰性になっていることです。二峰性とは、山が二つに分かれているような波形のことをいいます。

下図でいいますと、ちょうど真ん中ぐらいのP波が二峰性となっており、心房期外収縮の特徴的な心電図波形となります。

図 心房期外収縮の心電図1)

心房期外収縮のリハビリテーション

前述したように無症状であるため、特に気をつけることはありません。しかし、前述したよう自覚症状が強い場合にはβ遮断薬が使用されることがあります

β遮断薬は心臓にあるβ受容体に作用して、交感神経の活動を抑制させる効果があります。交感神経の活動を抑制させると、心拍数は減少して心収縮力も低下します

すると、副作用として血圧が低下していきますので、運動療法を実施するときには運動強度に気をつけながら、こまめなバイタル確認によるリスク管理を行うことが大切です。

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参考書籍・引用画像

1)岡庭豊(2016)「病気がみえる vol.2循環器 第3版」p.113, メディックメディア. 

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